高齢ママのひとりごと

2016年春、息子を出産しました。アラフォー新米ママの、育児や日々の出来事のブログです。

【書評】0歳からみるみる賢くなる55の心得

妊娠中に購入して、時々読み返していた育児本「0歳からみるみる賢くなる55の心得」。
久しぶりにまた手に取ってみたら、参考になる部分もあったのでご紹介したいと思います。

 

概要

「0歳からみるみる賢くなる55の心得」は、脳科学おばあちゃんとして有名な久保田カヨ子さんの育児本3部作をさらにコンパクトにまとめて1冊になったものです。
0歳からの育児で心がけてほしいという「55の心得」が4つのパートに分けて紹介されています。

パート1では、日本式伝統育児で「生き抜く心」をはぐくむ15の心得が紹介されています。
離乳力をわざわざ作る必要はない、6か月で卒乳させるとあとが楽になる、抱っこよりおんぶが良いなど、今の時代の主流よりも、少し前の育児を推奨されている印象でした。
また、かむ力はスルメやりんごで鍛える、下痢の時にはこんにゃく温湿布をお腹に当てると良いなど、おばあちゃんの知恵袋的な内容もありました。
一番共感できたのは、「やってはいけません」は言ってはいけないという心得です。
例えば、紙を破る面白さを見つけた子供には、破られてもいい新聞などを与えて破らせたり、なんでもやらせてみて、色んな刺激を受けることで、脳が発達するそうです。
なるべく、子供が面白がるものはどんどんやらせてあげたいなと思いました。

パート2では、自らの生を喜び、「感謝の心」を育む15の心得が紹介されています。
参考になったのは、子に追いつかれない誇りを持てという心得です。

いくら神童と言われようと、親の方に正しく評価できるだけの器量と知識がなければ、わが子の新しい成長の芽生えを育てることはできません。

親は、子に追いつかれないよう、親としての努力を重ねることが大事というのはぜひ実践していきたいと思いました。
また、男の子の断乳はこうしなさいという心得も、スパルタではありますが断乳することで子供も成長するのかなと思わされた内容でした。

パート3では、子どもの脳力が120%アップする15の心得が紹介されています。
子どものカンシャクを抑える方法や、健全な競争心を養うなど、興味深い心得が書かれています。
お年玉は貯金するものではないという心得には、意外だったのですが、お金の値打ちを教えるチャンスだということで、そういう考えもあるのかーと思わされる内容でした。

パート4は、勉強が出来て、心の強い子に育つ10の心得の紹介です。
数学的センスをどうつけるか、感情にとらわれない𠮟り方、知性と感性をはぐくむテレビの活用法など、このパートは参考になる心得がけっこうありました。
どちらかというと、0歳児というより、2,3歳からの育て方についての内容が書かれていました。

 

感想とまとめ

「0歳からみるみる賢くなる55の心得」、かなり読みやすく書かれていて分かりやすかったです。
子育てする中で参考になる心得がたくさんありました。
中には、考えが古いと感じたり、理解できない心得もありましたが、良いと思う内容だけ取り入れていくと良いと思います。
何回か読み返していますが、前に読んだときはさらっと流し読みしていたけど、今ならこれがすごく参考になるという内容がその都度出てきます。
紙を破いたり、やりたいことをなんでもやらせてみるという心得と、かむ力をスルメやリンゴで鍛えるという心得は今回読んで初めて心に響きました。
早速、リンゴを嚙む練習用に持たせてみたりしてます(笑)
1歳になったとき、2歳になった時でまた分かるようになる内容もありそうなので、時々読み返して行きたいと思います。